蒼穹の昴
日付:2008/11/07
この本は西大后が清朝を治めまさに清朝没落の機器の時代を描いた歴史小説です。国のために生きる人、自らの栄華を極めようとする人など多くの登場人物が描かれ、そしてそんな時代に巻き込まれる春児と史了という二人の少年の激動の人生を中心に描いています。
春児は貧しい糞拾いの子供から身をおこし宦官の頂点に立ち、史了は歴史を変動させるような将軍になります。そんな二人の運命は白太太という預言者の予言を聞くことから始まっています。予言は二人の少年に希望を与えます。人が希望を持つことの素晴らしさがひしひしと伝わってきました。希望さえあればどんな運命にも負けないで生きていけると勇気をもらえるような作品でした。
世界史を勉強したことがない人にも二人を通して清朝末期の中国の様子が手にとるように浮かんでくるので、とても楽しく読める作品です。著者の浅田次郎さん独特の場面展開と構成であきることもなく4冊の長編小説を読みきることができると思います。お勧めの作品です。
書籍情報
浅田 次郎 (著)、講談社 (2004/10/15)
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