文芸作品

文芸作品に関する本の書評一覧です。

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

2009/12/02

夏の庭

私はいい大人になった現在初めてこの本を読みましたが、もし子供の頃に出会っていたらと思える作品でした。子供の頃、死というものを考えれば考えるほど分からなくなり、途方もないブラックホールのようなもの...

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失はれる物語 (角川文庫)

2009/09/01

失はれる物語

乙一氏の本を初めて読みました。独特の世界観と現実離れしているようで自分の身の周りにもありそうな心に響く物語に引き込まれるように読んでしまいました。この本は7編の短編集です。一つ一つが不思議で魅力的な...

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ぼくの小鳥ちゃん

2009/08/29

ぼくの小鳥ちゃん

ある日突然、迷子の小鳥が迷い込んできて話しかけられたらびっくりしますね。でも、想像するだけで楽しい毎日が始まりそうです。この本の主人公にはそんなことがどうやらよくあることのようです。...

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妊娠カレンダー (文春文庫)

2009/08/23

妊娠カレンダー

小川洋子氏といえば「博士の愛した数式」が有名で、私も読んだことがありました。ほのぼのとした心温まる作品だったのを覚えています。今回「妊娠カレンダー」を読むにあたり当然のようにそんな作風だと思い読...

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エイジ (新潮文庫)

2009/07/28

エイジ

この本を読んでいると自分の中学生時代のことをいろいろと思い出します。考えれば恥ずかしくなってしまうような自分や本当に素直じゃなかった自分も思い出しました。普段は上手く思い出せないのにこの本を読ん...

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デッドエンドの思い出 (文春文庫)

2009/06/29

デッドエンドの思い出

どんなに悲しい時も、もうこれ以上はないと思うほど苦しい時もいつかは思い出になります。時間は全てのことを解決に導いていくような気がします。そしていつか、その時を振り返った時に思い出したくもない思い...

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対岸の彼女 (文春文庫)

2009/06/19

対岸の彼女

昔、武田哲也さんの「贈る言葉」に「信じられぬと嘆くよりも、人を信じて傷つくほうがいい」というフレーズがありましたが、そのフレーズは歳をとるごとに大きな意味をもつ言葉に思えるようになりました。昔は...

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カラフル (文春文庫)

2009/06/02

カラフル

以前、「読んでみたい」で紹介した「カラフル」を読みました。森絵都さんの作品を読んだのは初めてです。輪廻転生への再挑戦という変わったストーリーなのにすっと主人公のいる世界に馴染んでいけます。どんど...

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ライオンハート (新潮文庫)

2009/05/28

ライオンハート

恩田陸さんの作品を始めて読みました。いい意味で独特の世界観がある方だなぁと思いました。17世紀、19世紀、20世紀、それぞれの場所で世代を超えて愛し合う男女が出会う作品、それぞれの時代の描写はとても緊密...

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月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)

2009/05/20

月の砂漠をさばさばと

以前から読んでみたかった短編集を読みました。お母さんと9歳のサキちゃんの温かい毎日が少しずつ積み重ねられています。12の短編と綺麗な挿絵で作られたこの本は、読んでいてほのぼのとした気持ちになり、少しせ...

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少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)

2009/04/28

少女七竈と七人の可愛そうな大人

誰もが振り返るような美少女に美男子に生まれていたらきっと人生違っていただろうなんて考えたことはありませんか。モデルやタレントになったり、女子アナやキャビンアテンダントやどんな職業にもつくことができる...

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神様のボート

2009/04/20

神様のボート

いいわけ、逃げ道そんな部分を残しておくことはずるいようで大切なことかもしれませんね。いいわけもなにもなしに潔く生きていけたらいいですね。しかし生きているとあきらめなくてはいけないこともたくさんでてき...

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口笛吹いて (文春文庫)

2009/04/12

口笛吹いて

人生には節目節目にたくさんの関門がありますね。受験、就職、恋愛や結婚、出世、他にもいろいろ。そんな一つ一つの事にまるで勝ち負けがあるような世の中になっています。全てに勝ち続けている人がいったい何人い...

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きよしこ (新潮文庫)

2009/04/05

きよしこ

思ったことを言葉にすることはとても難しいことだと思います。気持ちを表現するのにピッタリした言葉が見つからないこともあります。相手が気持ちを許している人だとちょっと間違えた表現をしてもわかってもらえる...

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ぼくと1ルピーの神様 (ランダムハウス講談社文庫)

2009/03/29

ぼくと1ルピーの神様

「クイズ ミリオネア」は日本の人気番組でしたが、あのような番組は世界各地にあるようです。この物語に登場するクイズ番組「十億円は誰の手に」はそんな番組をヒントに描かれています。オプションのライフボート...

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魔王 (講談社文庫)

2009/03/17

魔王

伊坂氏の本を読むのは「死神の精度」につづいて2冊目です。小説に描かれている世界は全て「著者の乏しい知識と想像力で作られたものです」と伊坂氏自身が後書きで添えられていますが、今回は政治について特にフ...

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ソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF)

2009/03/05

ソロモンの指環―動物行動学入門

動物を見ていると穏やかな気持ちになるのは何故でしょう。きっと彼らがとてもひたむきに毎日を生きているからかもしれません。動物に囲まれて動物に愛されて毎日を送ることが出来ればどんなにか楽しいでしょうね。...

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納棺夫日記 (文春文庫)

2009/02/11

納棺夫日記

死についていろいろ考えることは誰にもあることではないでしょうか。身近な人の死は心を苦しく締め付けるものです。それもこれも死後の世界について真実を知っている人はいないからではないでしょうか。亡くなった...

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死神の精度 (文春文庫)

2009/01/24

死神の精度

伊坂幸太郎氏の本を一度読んでみたいと思っていました。死神の精度は金城武さん主演で映画にもなっていますが、観ていないので読んでみました。死神というと怖いイメージがあるのですがスマートで、ちょっとずれた...

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そうか、もう君はいないのか

2009/01/20

そうか、もう君はいないのか

昨年読んで感動した作品ですが、先日テレビで放映されると耳にし改めて読み直しました。城山三郎氏の遺稿ということですが、私は氏の作品を読むのは初めてでした。堅い印象を受ける文章で、たんたんと奥様の容子...

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sweet aunt

2009/01/14

sweet aunt

この本に出てくる登場人物はみんな一癖も二癖もあり、世の中を余り上手に渡っていけない人々です。読んでいて親しみがわき惹き込まれるように一気に読みました。両親が亡くなり初めてその両親が単発の派遣を繰り返...

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地下鉄(メトロ)に乗って (講談社文庫)

2009/01/12

地下鉄(メトロ)に乗って

父親や母親に反発している人はたくさんいると思います。反抗期という言葉も実際に存在しています。しかしいつの日か自分を育ててくれ何があっても自分を信じてくれるかけがえのない存在の両親に心から感謝する日...

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西の魔女が死んだ (新潮文庫)

2009/01/10

西の魔女が死んだ

映画を観てとても温かい気持ちになり本も読んでみました。映画で観た鮮やかな自然の情景は本でもそのままに描写され、その中で主人公「舞」は魔女修行をします。この本には、辛い状況になって人一倍感受性豊かな...

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陰日向に咲く (幻冬舎文庫)

2009/01/05

陰日向に咲く

お笑い芸人の劇団ひとりさんのデビュー作でベストセラーになった作品です。自叙伝などではなく純粋な小説で、私はこの本を読んで劇団ひとりさんの人柄を感じ注目するようになりました。普段画面で見る姿はとても...

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手紙 (文春文庫)

2008/11/17

手紙

犯罪の加害者になることも加害者の家族になることも、考えてみてもすぐにはピンときません。被害者や被害者の家族になることもとても辛いけれど、加害者の場合も同じくらい辛いのかもしれません。難しいと一言で...

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博士の愛した数式 (新潮文庫)

2008/11/11

博士の愛した数式

算数も数学も学校で習い始めたときから好きでした。でもこんな風に数学を温かく感じたことはなかったです。素数、完全数、友愛数それぞれが博士が話すとわかりやすく楽しいものになります。この本は昔有能な数学...

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車輪の下 (集英社文庫)

2008/11/08

車輪の下

学生のころこの本を読んだことがありますが、主人公のハンスの最後が思い出せなくなってしまい読み返しました。悲しい結末のため記憶からおいだしていたのかもしれません。主人公のハンスは幼い頃から、村の牧師...

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氷点 (上) (角川文庫 (5025))

2008/11/03

氷点

人間とはどこまでも残酷になれること、しかし一方人間とはどこまでも純粋になれることを感じました。人は誰しも何かしらの罪を背負って生きているのではないでしょうか。その事が客観的に重大なことかどうかはわ...

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月のしずく (文春文庫)

2008/10/31

月のしずく

著者の浅田次郎さんの作品はよく読むのですが、いつも心に温かいものを残して終わります。この作品集もまたどれも最後に主人公や周りの人がささやかな幸せに気づいて終わります。一作品一作品噛み締めて読みまし...

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人間失格 (集英社文庫)

2008/10/26

人間失格

名作と名高い作品で誰もが一度は読んだことのある作品ではないでしょうか。私も昔一度読んだことがあります。その頃はどうして主人公がそんなに流されてしまうのか、じれったいようなどうしようもないのが人生な...

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