ホームレス中学生

日付:2008/10/27

どんな辛い経験をしても、それをいい経験にし生かせる人がいるんだなぁっというのが感想です。ホームレス中学生を体験した作者の田村さんですが、全ての経験をプラスに考え、周りの人に感謝して今まで生きています。そしてそのめったにない経験もすっかりプラスに変えてしまいました。また、周囲を囲む人々が素晴らしい人々であり、そういう環境に恵まれてたのは作者の人柄があったからかもしれません。様々な常識では考えにくいことがおこるのですが、ほのぼのと笑える本になっています。テレビでも放映されましたし映画でも今度放映されるよですが確かにそれだけの人とは違う人生だと思います。

全体的な文体は小説家が書く洗練された文章でなく最初は読みにくい印象を受けるかもしれません。しかし読み進むに従って、その文調が逆に親しみのわく文になっていきます。文章で笑わせようとしているように感じました。だからどんな苦しい経験もユーモラスに感じるのかもしれません。

深く考えることなく短い時間で読むことができるので、お時間の空いたときご一読されてはいかがでしょうか。

書籍情報

麒麟・田村裕 (著)、ワニブックス (2007/8/31)